5月3日 田茂谷
2日は土京へ行ってきました。晴天で渇水ぎみ。
釣り人らしき車は、私の他には1台のみでのんびり釣ることができましたが、#14ではなかなか出てくれず、#16にしてやっと小アマゴが出る。大人のアマゴたちも、さぞのんびり出来たでしょう。
それからヲンボ谷へ行くも、状況はやっぱり同じ。この日は小アマゴと戯れただけに終わりました。
そして、今年の和良は、私の技量では釣れん事に、ようやく気づいたのでした。

3日は田茂谷。午後からの出発。
ここもやはり釣り人らしき車は1台のみ。薄曇で増水ぎみ(雪代が入ってるのか?。いや、そんな事はないと思うが???))
でもそのせいか、ポツポツ釣れた。
写真は共に、田茂谷のイワナです。

まずは連休中の中間報告でした。

(寒水のイワナ)
5月5日 寒水川・他
4日には前坂谷へ行く。そこそこは出るもののサイズは15〜18cmと小さい。でも、釣れないよりはいいや。
あと、ここのある区間を釣ると2段堰堤が現れますが、そこを巻くには大変に難儀するので、その手前あたりに出渓点はないかと確認もする。幸いその手前で出られる所を見つけたものの、盛期だったら草ぼうぼうで、はたして今回のように簡単に出られるかは、またその時期に確認しなければなりません。
このあたりはタラの芽の時期ですが、見える所は全部摘み取られてます。でも、ウドは全く手付かずに残っておりました。

5日は師匠と船長で寒水です。誰かと釣りに行くのは久しぶりだな。
現地到着は11時くらいで、3人でプラプラ林道を下って、師匠は下流に入って、船長はさらに下流へ入って、私は痩せたタラの芽とホウケたコシアブラを採ってから入渓する。
そしてすぐに良型を掛けたけどバレてしまった。その後はたまに小イワナ?が反応するくらいで川は静か。さっきのバラシが悔やまれたころ、こんどこそ良型を釣った。一生懸命写真を撮る。そしてそのイワナを自慢したいので後続の2人を待つ・・・、が、ちっとも来てくれない。遠く見渡しても姿が見えない。・・・諦めた。水溜りのイワナをリリースして、また釣り上る。まれに小さいのが出るだけ。そのうち、車のところまで来てしまったので終了。
時間を見ると、12時40分。もう、お昼ご飯の時間を過ぎてます。たしかに腹が減ってます。せめてビールくらいは飲みたいけど、それは車の中。今日は師匠の車で来てるので、それもままならない。いっそのこと、車の窓を割って、その目と鼻の先にあるビールを取り出そうと思ったけれど、そんな事したら怒られるのでグッと我慢して、でもやることがないので昼寝でもしようかと試みたけど、この日は寒気が入ってるらしくじっとしてると寒い。一人悶々とすること40分。やっと2人が帰ってきた。
私は、「腹減った〜」「ビール飲みて〜」と皮肉を込めて叫びましたが、その感情は伝わったかな?
でも、2人の釣果は共に1匹で、私の釣ったのより小さかったので、私はそれで満足してしまったのです。

昼食時にはケーちゃんでビール頂いて、さっき採ったコシアブラやらをおひたしにして、スパゲティー食ってコーヒーをすする。
それからまた川に入ったけど、3人ともボーズに終わったのでした。

6日は一人で荷暮へ行く。
昼少し前に現地に着いたけど、雨が降ってたので(私は雨が嫌い)とりあえず車の中でプシュリとやって、雨が上がるのを待ちながら文庫本をめくる。小池真理子さんの「欲望」。この本の裏表紙の説明文の最後には「小池文学が到達した究極の恋愛小説」とあるものの、物語の横糸には常に三島由紀夫が絡まってくるもんだから、話としてはチト重く、渓流脇で読むにはあまりふさわしくないかな。でも面白いので、ビール2缶分読んだ。
そのうち雨も小降りになったのでようやく釣り始める。すると水深が20cmあるかないかのようなポイントで、15cmあるかないかのようなサイズのアマゴがポツポツ出る。そしてたまに17cmくらいのアマゴや20cmくらいのイワナが釣れた。

この連休中は釣り人の姿も少なく(私の行動範囲内に限るが)、のんびりと釣ることができた。ただ、体はクタクタです。

イワナの後ろはボカしすぎですね。
(50mmの習作)
5月10日 前坂谷
朝9時くらいに、掛軸店で釣りの準備をしてたら、ヒョッコリとタルカスさんが現れた。しかもウェーダーを履いたまんまのお姿。話を聞くと、阿多岐に行って小物1匹しか釣れなかったので、早々に切り上げて、私の所へコーヒーを飲みに来たんだと。ではどうぞ上がって下さいませとは言えず、ウェーダー姿のタルカスさんには入り口の土間に座ってもらってコーヒーを差し上げた。
そして近況報告などしながらまったりとしてたら、今度は局長さんとトムさんが現れて「アメリカン2つ」とおっしゃる。お二方はまだウェーダー履いとらんので、とりあえず上がってもらって「コクのあるブレンド」を差し上げる。さらにまったりして、ついでにトムさんには、近頃の老眼で全く使わなくなってしまったブラウンのハックルケープを、2000円で売りつけたのでした。
そしてまた暫くしたら、今度は坪さんが現れた。。う〜ん、この掛軸店は、アヒル倶楽部の現地集会所になってしまったのか。。。。
ところでこの時、坪さんにはコーヒーを出さなかった。私は何も言わないで済ましたけれど、実はさっき淹れたのでコーヒー豆は終了してたのです。でも後で考えたら、パカッと開いてお湯を注ぐタイプのヤツは持ってた。坪さん、重ね重ね、申し訳ないッス。

アヒル集会は10時前に終了。それぞれ目的地へ旅立ったのでした。
そして私はタルカスさんと共に前坂谷へ行く。
谷は渇水。晴天で暑い。とりあえずビール。土手の下を覗くと15cmくらいのイワナが見えた。そしてタルカスさんが谷へ降りて、そのイワナを釣った。そして私がその2つ上のポイントで15cmのイワナを釣った。まあ、ここは小さな谷なんで交代交代で釣ります。そしてポツポツと小ぶりなイワナを飽きない程度に釣った。でも、12時を過ぎたあたらから全く反応しなくなって2段堰堤の手前で谷を出る。
昼食はやっぱりケーちゃんですが、今日はイワタニ・バリフューエルEXの試用(分離式ガソリンバーナー)です。これは先日、師匠との物々交換で入手した。師匠曰く「これはうるさい。火力調整もきかん」とか。でも私は分離式のバーナーは持ってなかったし、それがほしかったので、邪魔になった「いえそば」と交換したのでした。
この手のガソリンバーナーの掲示板なんかを見ると、「火だるまになった〜!」なぞという記載をよく見るので、私は怖くって、それでそのあたりに精通してるタルカスさんに説明書を読んでもらって、操作はすべてお任せした。「プレヒートはここから火を付けるんだよ」「燃料タンクはこの方向に置くんだよ」などと、懇切丁寧に説明してもらう。タルカスさん、ありがとう。助かります。多分次回からは、私一人でも火だるまにならず操作出来そうです。
で、そのバリフューエルEXの使用感ですが、確かにとんでもなく大きな音がする。「ブゴゴォーー」てな感じ。通常ならケーちゃんが出来上がってもクツクツと火に掛けますが、今回はすぐ止めた。そしたらいきなり静寂が訪れて、サラサラとした渓流のささやきが戻ったのでした。火力の微調整についてはよく解りません。なんせ昼間では、その炎は見えないからです。でも、ケーちゃんは焦げずに出来上がったし、ガスバーナーの中火程度の時間もかかったので、それなりには効くのではないでしょうか。ただし、「ブゴゴォー」の音はでかいです。

その後はその下流に入ったけど、最初のうちは釣れなかった。でも、3時を回ったあたりからはポツポツと釣れ出して、そこそこ楽しめた。

目にはピントがきてるような気もするんだが・・・。
(六厩のアマゴ)
5月24日 六厩川
近頃の私のお気に入りは、50mm短焦点レンズ。
これを一般的なデジイチ(APSサイズ)に付けると、フィルムカメラ換算で75mmの焦点距離になります。そしてその写真をちょっとだけトリミングすれば、いわゆるポートレートレンズになるのです。
このポートレートレンズと言われる意味合いは、その焦点距離の画角がちょうど人間の目の画角と一致して、より自然な見え方になるからです。そして絞りを開放すれば、背景がぼやけてモデルが浮き立って、よくあるカワイ子ちゃんポートレートになるのです。
私はそのレンズを、1ヶ月前にヤフオクで4000円で買った。もちろんマニュアルフォーカスです。そしてこのレンズで、お魚のポートレートを撮るのだ。

さて今日はテンカラN氏と行くはずだった。でも今朝テンカラN氏が来て「行けんようになったわい」とおっしゃる。なんでも昨日川でコケて、しこたま太ももを打ち付けて、それでまともには歩けんようになったらしい。まあ、あんたのドタキャンは慣れてるので全く気にしてません。なにより、私の前でコケて動けんようになるより、一人で川でコケて動けんようになってもらったほうが、私としてはありがたい。そもそもあんたは、ポイントばかり見ながらポンポンと毛ばりを打ち込んで、そして足元も見ないで歩きながら釣るのがいけないのですよ。
どうぞご自身の、お歳をお考え下さいマセ。ヘタすると、シャレじゃあすまんようになるよ。

そんな訳で、一人六厩へ行った。
まず、大蓑谷の出会いから入渓する。なんかここ、毎年ごとに埋まっていきます。もう悲惨な状態です。そしてポイントから次のポイントまで100mくらいある。その間、ちいさなポイントすらない。ただ歩く。それを5回くらい繰り返して15cmアマゴを2匹釣ったところで飽きた。
少し上流へ移動。ここならそこそこのポイントが続きます。近頃ではここから上流がお気に入り。小雨が降ったり止んだりで小寒く、小アマゴしか出んと思ったものの、とりあえずは17〜20cmを4匹釣った。
ここのアマゴは色白で綺麗なので、早々撮影会をする。50mm短焦点レンズは、ピント合わせがムツカシイです。

その後三谷川でイワナを3匹拝んで納竿したのでした。

えへへ。。。
尺1寸だぜ〜〜。
30日、寒水で。
でも、私には大き過ぎて、どうやって撮ればいいのかわかりません。
結局、ごく普通に撮ってしまった。
魚体の2/3が水中にあって、それをローアングルぎみに撮ったせいで、光の屈折の加減かやけにスリムな体に写ってしまった。
本当は、もっと逞しい魚体なのだ。

(牛道を釣る)
5月31日 牛道川〜寒水川
今日は師匠と牛道へ行く。
ホントのところは庄川でヒメタケを採る予定だったのですが、私が「ヒメタケはもう遅いよ。それより牛道でヒメレンゲ撮ろう」と言って予定を変更させたのです。誰かと釣行する場合にはお互いに遠慮する事が多いので、最初に言ったモン勝ちになるのです。
今回の場合は、「ヒメ」と「とる」の語句が共通してるので、あまり違和感はないですね・・。ただその両方にも「釣る」の語句は入ってません。

まず10時に牛道到着。
小雨が降ったり止んだりで、小寒い。なんとなく釣れる気はせん。私はドライで釣り上がる。師匠はミミズで釣り下って行った。そして10分後に1匹出ただけで、あとはさっぱり反応が無くなった。そして私は30分で飽きた。ヒメレンゲ撮りをしようにも、このあたりではまだちょっと早い。少し下流だったら結構咲いてたんだけど・・。やむなく釣り上がる。
1時間後、師匠と合流する。小ぶりな魚2匹とか。そして2人で釣り上がったけど、なんにも反応しなかった。出渓。

その後寒水へ行って昼食。ケーちゃんやってビールをいただく。毎度のことです。
そして私は、師匠が「ウルサイ」と言って私との物々交換で手放したイワタニ・バリフューエルEXで、そうめんを茹でる。そもそも、師匠がウルサくって手放したガソリンストーブを、師匠の前でブゴゴゴーと炊き上げたんでは、はたして師匠は、何のためにそのストーブを手放したのか・・・・?無意味になってしまいますね・・。でも、久々の渓ソーメンは、美味しかったです。

そして再び入渓。天気はサッと晴れて、冷たい風がビューと吹く。師匠はやはり釣り下る。
私はそこここでイワナを見つけて、フライを投げる。ポチャリとして、すべて掛からなかった。ちょっとシブイな。でも師匠と合流するまでに3匹釣る。師匠はそこまで2匹。そして交互に釣って、それぞれ2〜3匹か。
そして昨日尺1寸を釣ったポイントで、今度は師匠にその感動を味わってもらおうと思ったけれど、そいつはお留守でした。師匠曰く「多くの釣り人に耐えてそこまで大きくなったヤツが、昨日の今日で釣れるはずもない」。ごもっともです。

ここのヒメレンゲも、ピークは来週か、もうちょっと先が良いみたいです。